2021-01-01から1年間の記事一覧
なんとか滑り込みで宣言通りにその6まできました。今年を締めくくるのは、頭からっぽで読めるギャグ漫画です。トカゲ爆発しろ 1 (MFC)作者:okamuraKADOKAWAAmazon私立魔城学園。様々な種族が共存する「幻代」、ごく普通の高校であるそこにはエルフやリザー…
その5です。今日は一風変わったと言いますか、一言で言い表すのが難しい面白さのファンタジーコメディ。ダンジョンの中のひと : 1 (webアクションコミックス)作者:双見酔双葉社Amazonダンジョンに消えた父を追って、深層へと一人挑み続けるシーフの少女・…
メリークリスマス!!! 気はすみました? ではその4です。今日はどたばたギャグ漫画。でこぼこ魔女の親子事情(1) (メテオCOMICS)作者:ピロヤフレックスコミックスAmazon昔々、とある森の中に一人の魔女が住んでいました。ある日、その魔女が森の中を歩いて…
その3。 また前回と打って変わって、熱いスポーツもの。劣等感にさいなまれている人間が、それを乗り越えて自分の夢をつかみ取ろうとする、力強い物語です。メダリスト(1) (アフタヌーンコミックス)作者:つるまいかだ講談社Amazon経歴のスタートは早く、…
年末特別企画「今から追いつけ! 5巻以内でおすすめの作品はこれだ!!」その2です。 昨日はハードボイルド&アクションの歴史群像劇でしたが、今日はぐっと方向を変えて、抑制のきいた透明な心理描写が秀逸なこちら。ブランチライン(1)【電子限定特典…
年末。今年も漫画を読みました。面白かったもの、テンション上がったもの、心落ち着くもの、今まで気にしていなかった心の部分に触ってくるもの、残念ながらいまいち合わなかったものといろいろありました。 せっかくなので、今年読んだ作品の内、まだあまり…
コミックDAYSに登録して以来、電書のアフタで最新刊分くらいから追い始めた『ブルーピリオド』、思い立って無料の1話を読んだら、その日のうちに本屋へ走ってました。ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス)作者:山口つばさ講談社Amazonチョイ…
"Fight or Flight." 「闘争」か「逃走」か。うまい日本語訳もあったもんですね。 ブルーハーツの「やるか逃げるか」も佳曲です。 だれしもあるであろう、逃げた記憶、あるいは逃げなかった記憶。 後者の逃げなかった記憶については、『3月のライオン』序盤…
横浜で凶悪な女子高生たちが殺しとイチャイチャに忙しいあの時代からもう少し前、やっぱり横浜には殺しとイチャイチャに忙しい女子高生がいた。その名は沙紀。今では立派な大人として殺しとイチャイチャに忙しい彼女にも、女子高生時代があったのだ。時代が…
初学者に優しい自然科学の本を読むのが好きなんですが、先日読んだこの本。35の名著でたどる科学史 科学者はいかに世界を綴ったか作者:小山 慶太丸善出版Amazon早稲田大学の文系学生相手に長年、自然科学概論の教鞭をとっていた著者が、近代から現代、16世…
ここに結婚式場を建てよう(挨拶)。好きな子がめがねを忘れた 8巻通常版 (デジタル版ガンガンコミックスJOKER)作者:藤近小梅スクウェア・エニックスAmazon8巻の発売された『好きめが』こと『好きな子がめがねを忘れた』。小村君も三重ちゃんも、お互いの親…
今を時めく猿楽集団・観世座の座頭の息子として生まれた鬼夜叉。しかし彼には芸のよさがわからぬ。人の形は踊るための形などではないのではないか。そんな思いを捨てきれぬ。しかしある日、彼が偶然目にして白拍子の舞い。そこにはたしかに「よさ」があった…
魔術学園でいつも成績二番のシララは、いつも一番のミムムにライバル心を燃やしている。今日も今日とて張り出されたテスト結果を見て悔しさに身を撃ち震わせていたシララはだが。突然ミムムから話しかけられた。 「私とドラゴンのちんちんを見に行かない?」…
ようやく新刊の発売された『3月のライオン』。約1年10か月ぶりか。そうか……3月のライオン 16 (ヤングアニマルコミックス)作者:羽海野チカ白泉社Amazon前半はひなとの零のアンニャモンニャで「あー零くんいけませんそれはいけませんよーあーいけませんい…
5巻が発売された『チ。』。チ。―地球の運動について―(5) (ビッグコミックス)作者:魚豊小学館Amazon地動説に文字通り命を賭けた人間たちが、また命を消し、そして次の誰かへと知をつないでいく。相変わらず、残酷さと感動が同居しています。 さて、『チ。…
高校対抗ダンスバトルの個人戦が佳境に入った『ワンダンス』。ワンダンス(6) (アフタヌーンコミックス)作者:珈琲講談社Amazonワンダ、伊折、恩ちゃん、宇千、カベ、そしてカボ。それぞれがそれぞれのニュアンスを出して踊るバトルは、ビートを見せていく…
着々と読み進んでいる『アオアシ』。 現時点で21巻まで行ったんですが、読んでて色々考えが広がるところはあるのですが、中でも「これこれ!」となったのは12巻。読んでて膝を打ちました。アオアシ(12) (ビッグコミックス)作者:小林有吾小学館Amazonどこ…
サンデーうぇぶりにて6巻まで解放されたのを機に、そこまで一気に読んだサッカー漫画の『アオアシ』。アオアシ(1) (ビッグコミックス)作者:小林有吾小学館Amazon実は以前、同じ作者の『ショート・ピース』を読んで面白かったので、試しにと1巻に手をだ…
今回も『チ。』についての話。チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス)作者:魚豊小学館Amazon前回の記事では、理論の美しさの価値の話をしました。今回はまた別の価値として、タイトルの通り、積み重なる知の価値について書こうと思います。本作…
新刊の発売された、魚豊先生の『チ。ー地球の運動についてー』。先ごろにはマンガ大賞2021の第2位も受賞している、今ノリにノっている漫画の一つだと言えるでしょう。チ。―地球の運動について―【分冊版】 1 (ビッグコミックス)作者:魚豊小学館Amazon『…
本年8月20日公開予定の、映画『子供はわかってあげない』。 agenai-movie.jp 子供はわかってあげない(上) (モーニングコミックス)作者:田島列島講談社Amazon本日は、主人公の一人であるもじくんのお兄さん(?)である、明大の登場する場面が公開されま…
前々回、前々々回の続きにあたる、『葬送のフリーレン』の話。葬送のフリーレン(4) (少年サンデーコミックス)作者:山田鐘人,アベツカサ発売日: 2021/03/17メディア: Kindle版それらの記事で、大人/子供や、交換などについて書いてきましたが、フリーレン…
アニメ化が決定した『その着せ替え人形は恋をする』。やんややんや。その着せ替え人形は恋をする 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス)作者:福田晋一発売日: 2018/11/24メディア: Kindle版将来頭師*1になることを夢見るインドア系ボッチ・五条新菜(ご…
前回に引き続き、今回も『葬送のフリーレン』のお話。葬送のフリーレン(4) (少年サンデーコミックス)作者:山田鐘人,アベツカサ発売日: 2021/03/17メディア: Kindle版前回の記事では、同作で描かれている「理想の大人」像について書きました。 yamada10-07…
マンガ大賞2021の大賞に見事輝いた『葬送のフリーレン』。やんややんや。葬送のフリーレン(4) (少年サンデーコミックス)作者:山田鐘人,アベツカサ発売日: 2021/03/17メディア: Kindle版さて、最新刊の4巻では僧侶のザインをパーティーに加え、一行は…
違国日記(7)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)作者:ヤマシタトモコ発売日: 2021/02/08メディア: Kindle版page.34 オーディションの朝 嘘と本当 存在と欠如 悩みの貴賎 何気なく歌っていた歌のうまさを、槙生に褒められ、照れる朝。 「愛されること…
違国日記(7)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)作者:ヤマシタトモコ発売日: 2021/02/08メディア: Kindle版 page.33 目立つこと キャラのこと ボーカルオーディションに出るかどうか悩む朝。 人前で歌うことに怖気づく朝へ、目立つのが嫌なのになぜ軽…
違国日記(7)【電子限定特典付】 (FEEL COMICS swing)作者:ヤマシタトモコ発売日: 2021/02/08メディア: Kindle版 page.31 私の父親って「誰」? 通り過ぎざまに、ドラマの感想で「空虚なやつだなあ」と吐き捨てる槙生。 実際同居している人間がこうだった…
全一お嬢様。 国民の九割がご存知のとおりそれは、ゲームの大会で優勝したお嬢様のこと。今その看板を背負うのは、日本屈指のお嬢様が集う超・お嬢様高校、聖閣東芸夢学園に通う祥龍院隆子である。eお嬢様戦国時代にその名を轟かす彼女は今日も、勝てば全力…
よふかしのうた(6) (少年サンデーコミックス)作者:コトヤマ発売日: 2021/01/18メディア: Kindle版 第54夜。ドキッ!男だらけの銭湯大会! 吸血鬼のなり方(され方)は知ってるけど、まだなっていないマヒル。つまり、まだ血を吸われていないということ。 …