ポンコツ山田.com

漫画の話です。

2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「リアル」で描かれているもの

リアル 8 (ヤングジャンプコミックス)作者: 井上雄彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/10/29メディア: コミック購入: 10人 クリック: 89回この商品を含むブログ (128件) を見る週刊誌で連載してるのにおよそ11ヶ月ぶりの新刊となる「リアル」です。なん…

拍手レス

京、雅、のり、少女の頃を思い出します。これからがお楽しみ! 中学から高校に上がった時のあのどきどき感が蘇りますね。 私はまあ男ですが、男子校だったので、同性ばっかという異質な世界に放り込まれる感覚が思い出されます。男子校と女子高では中身もず…

惑星のさみだれ 6/水上悟志/少年画報社

惑星のさみだれ 6 (ヤングキングコミックス)作者: 水上悟志出版社/メーカー: 少年画報社発売日: 2008/10/29メディア: コミック購入: 20人 クリック: 49回この商品を含むブログ (93件) を見る「惑星のさみだれ」最新刊のレビューです。激ネタバレ注意な内容で…

「サナギさん」と施川先生についてひとまずの総括をしてみたい

サナギさん 6 (少年チャンピオン・コミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2008/10/08メディア: コミック購入: 4人 クリック: 27回この商品を含むブログ (62件) を見る「サナギさん」の最終巻が発売されたのに伴い、三回にわたって「…

はじめましてのごあいさつ

エクサイトからはてなに越してきました。いくつかの過去記事も一緒にもってきたのでわかりづらくなってますが、今日がはてな第一日目です。どうぞよろしQ。

「GIANT KILLING」と「SLAM DUNK」の共通点

GIANT KILLING(7) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/23メディア: コミック購入: 2人 クリック: 23回この商品を含むブログ (123件) を見る毎年一部リーグからの降格ボーダーすれすれにいる弱小プロサッカークラ…

「サナギさん」で一番好きなキャラ、ハルナさんについて喋ろうか

サナギさん 6 (少年チャンピオン・コミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2008/10/08メディア: コミック購入: 4人 クリック: 27回この商品を含むブログ (62件) を見るということで、ハルナさんについての記事です。 (サナギさん 5…

むんこ作品に見る、鼻水の重要性

だって愛してる 2 (まんがタイムコミックス)作者: むんこ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2007/11/07メディア: コミック購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (42件) を見る連日でむんこ先生についての記事です。不意を突くように、心をじわりと温…

「らいか・デイズ」に見る、磯野家時空の綻び

らいか・デイズ 6 (まんがタイムコミックス)作者: むんこ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2007/10/06メディア: コミック購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (64件) を見る今月はむんこ強化月間となった私。「らいか・デイズ」と「だって愛してる…

からん/木村紺/講談社

からん(1) (アフタヌーンKC)作者: 木村紺出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/23メディア: コミック購入: 5人 クリック: 33回この商品を含むブログ (62件) を見る柔道初段で姉御肌の高瀬雅と、京舞を習う小柄で孤独な九条京。 京都の名門女子高に入学し…

カブのイサキ/芦奈野ひとし/講談社

カブのイサキ(1) (アフタヌーンKC)作者: 芦奈野ひとし出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/23メディア: コミック購入: 14人 クリック: 56回この商品を含むブログ (93件) を見るなぜか地面が10倍になってしまったこの世界。だから、人々はヒコーキをア…

漫画における音楽の表現 〜言語的側面編

昨日の続きで、今日は言語的な面から、音楽が漫画内でいかに表現できるかと言うことについて書きたいと思います。 例えば「坂道のアポロン」では、こんな台詞がでてきました。「それじゃ全然スウィングしてないだろ」細部はどうせ違いますが、大意はオッケー…

漫画における音楽の表現 〜「BECK」と「神童」に見る絵画的側面編

(KCデラックス 月刊少年マガジン)" title="BECK(34) (KCデラックス 月刊少年マガジン)">BECK(34) (KCデラックス 月刊少年マガジン)作者: ハロルド作石出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/17メディア: コミック クリック: 64回この商品を含むブログ (65…

「坂道のアポロン」に見る、二重の解釈水準

坂道のアポロン (1) (フラワーコミックス)作者: 小玉ユキ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/12/05メディア: コミック購入: 7人 クリック: 419回この商品を含むブログ (225件) を見る本屋にいくと置いてある、試し読み用の小冊子。最近行った本屋にあった…

「モダンタイムス」を読み終えたので、改めて伊坂幸太郎の面白さを考えてみる(ネタバレなし)

モダンタイムス (Morning NOVELS)作者: 伊坂幸太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/10/15メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 134回この商品を含むブログ (320件) を見る渡辺拓海は、家に帰るなり男に拘束され、問いかけられる。 「勇気はあるか?」検…

「戯言シリーズ」における、主人公とヒロインの関係性 〜最終巻でのヒロイン放置プレイの裏側

ネコソギラジカル(下)青色サヴァンと戯言遣い (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,take出版社/メーカー: 講談社発売日: 2005/11/08メディア: 新書購入: 3人 クリック: 118回この商品を含むブログ (507件) を見る3touhei's Lonely Hearts Web site モチベーショ…

「ヨルムンガンド」に見る、あえての不親切さ

ヨルムンガンド 5 イラスト集付作者: 高橋慶太郎出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/10/17メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 16回この商品を含むブログ (42件) を見る武器を嫌う少年兵ヨナは、異端の武器商人ココ・ヘクマティアルのチームに所属するこ…

「サナギさん」に見る、タカシくんのツッコミの変遷

サナギさん 6 (少年チャンピオン・コミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2008/10/08メディア: コミック購入: 4人 クリック: 27回この商品を含むブログ (62件) を見る多士済々なキャラで紙面を賑わしていた「サナギさん」ですが、そ…

「いのうえの 満月篇」がやってきた

(FLOWER webショップより) そういえばブログでは書かなかった気がしますが、私は七月頭に「井上雄彦 最後のマンガ展」に行ってました。今更その感想を書くのはさすがに躊躇われますが、会場で先行予約をしていたマンガ展の画集「いのうえの 満月篇」が今日…

だって愛してる/むんこ/芳文社

だって愛してる 2 (まんがタイムコミックス)作者: むんこ出版社/メーカー: 芳文社発売日: 2007/11/07メディア: コミック購入: 2人 クリック: 29回この商品を含むブログ (42件) を見る売れない小説家の寺田雄二と、それを八百屋のパートで支える勤労妻の街子…

12月生まれの少年/施川ユウキ/竹書房

12月生まれの少年 1 (1) (バンブー・コミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2008/10/08メディア: コミック購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (37件) を見る施川先生の最新作です。 前作(まあ連載時期はかぶっているんです…

「SLAM DUNK」に見る、無音の緊張感

スラムダンク (31) (ジャンプ・コミックス)作者: 井上雄彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 1996/10/01メディア: コミック購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (124件) を見る友人に一度全巻売り払った「SLAM DUNK」を最近買いなおし、読む度に涙腺…

作品形態とキャラ像の描かれ方の相関性

前回の記事(参考;「サナギさん」に見る、終わらない日常の中の「終わり」の視点 - ポンコツ山田.com)で、何の気なしに私はこう書きました。 『4コマの特性なのか、この作品の特性なのか、「サナギさん」の中でキャラのバストアップが頻出しますが、この…

「H×H」に見る、漫画内に流れる文の階層

HUNTER X HUNTER26 (ジャンプ・コミックス)作者: 冨樫義博出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/10/03メディア: コミック購入: 14人 クリック: 145回この商品を含むブログ (206件) を見る(注;今回の記事は、「ハンタ」の26巻までを読んでいることが後半部…

「サナギさん」に見る、終わらない日常の中の「終わり」の視点

サナギさん 6 (少年チャンピオン・コミックス)作者: 施川ユウキ出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2008/10/08メディア: コミック購入: 4人 クリック: 27回この商品を含むブログ (62件) を見るついに出ました、いえ、出てしまいました、「サナギさん」の最終…