ポンコツ山田.com

漫画の話です。

2007-01-01から1年間の記事一覧

プラネテス/幸村誠/講談社

プラネテス(1) (モーニング KC)作者: 幸村誠出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/01/20メディア: コミック購入: 19人 クリック: 453回この商品を含むブログ (435件) を見る時は西暦2070年代。人類は宇宙への進出を着々と進めている。 主人公は、スペー…

食と身体と精神と

最近カロリーゼロの食品が流行っていると、WBSで言っていた。甘味はあるけど体内で吸収されない、砂糖の代わりの甘味料を使ったコーラ(coca-cola zeroですね)、小麦粉の代わりに小麦ふすま(米でいう糠の部分。普通は捨てるところ)を使い、糖質を極力…

疲れすぎて眠れぬ夜のために/内田樹/角川文庫

疲れすぎて眠れぬ夜のために (角川文庫)作者: 内田樹出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2007/09/25メディア: 文庫購入: 30人 クリック: 347回この商品を含むブログ (111件) を見る角川から同名で発行されていた単行本の文庫化。 好きな本は単行本で買うこと…

のはなし/伊集院光

のはなし作者: 伊集院光出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2007/09/28メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 157回この商品を含むブログ (228件) を見るauのメルマガで、週3で配信していたコンテンツをまとめて出版された本。 「七文字以内でテーマを送って」と…

説得力とはなにか

どこぞの友人が「説得力とはなんぞや」と言っていた。 説得力と言う言葉は、日常でなんの疑問もなく使われている。確かにその言葉自体には特に疑問を挟む余地はない。「相手を納得させるだけの力。その力のある話し方や論理の展開のしかた」(大辞林より)と…

不気味で素朴な囲われた世界/西尾維新/講談社ノベルス

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)作者: 西尾維新,TAGRO出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/10メディア: 新書購入: 5人 クリック: 120回この商品を含むブログ (218件) を見る『きみとぼくの壊れた世界』の、続編ではないが世界観を同じくす…

日本の歴史をよみなおす/網野善彦/ちくま学芸文庫

日本の歴史をよみなおす (全) (ちくま学芸文庫)作者: 網野善彦出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 380回この商品を含むブログ (184件) を見る前後編で発売されていたものを一冊にまとめて再刊されたもの。 内田…

真理先生/武者小路実篤/新潮文庫

真理先生 (新潮文庫)作者: 武者小路実篤出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1952/07/02メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 31回この商品を含むブログ (28件) を見る初めて読んだ武者小路実篤の本。『友情』などはあったのに『真理先生』だけ都内のどこにもなく…

文章の手ざわり

今、少年サンデー誌上で、伊坂幸太郎原作の漫画が連載されている。ホームページはこちら。 「魔王 juvenile remix」というタイトルで、ちろっと読んだだけなので違ったら申し訳ないけど、物語のベースは既刊「魔王」で、その世界のパラレルワールド(第一部…

気を遣わなくてもいい人

好きなタイプは?と問われ「気を遣わなくてもいい人」という答えをする女の子がいた。そして同時に「話の合う人」「楽にできる人」という答えも。どうなんだろう、私は好きな人ほど気を遣いたいと思うのだが。好きな人と一緒にいる時ほど、その人が今この瞬…

漫画の「主題」と「題材」

友人に「帯をギュッとね!」(河合克敏)を借りて読んだ。全30巻。借りて帰った日の深夜二時過ぎから読み始め、朝七時半までで26巻。そこから寝て、起きてからバイト前に一冊、帰ってから全巻読破。ま、アホですな。こらえることを知れと。 で、柔道漫画…

英語の月の名前についての覚書

一月 January ・ローマ神話の、入り口とドアの神「ヤヌス Janus」にちなむ。入り口の神であることから転じて、物事の始まりを司る。頭の前後に顔のある神。ギリシャ神話に対応する神を持たない二月 Feburuary ・ローマ神話の、慰霊の神「フェブルウス Febru…

焼酎についての覚書

焼酎の甲類、乙類の違い甲類 ・現在で言う、「連続蒸留焼酎」 ・糖蜜等を原料とした発酵液を元に、連続蒸留器で蒸留して、高純度エチルアルコールを精製して、そこに加水したもの ・日本の税法上で、アルコール36%未満 ・低コストでので大量生産に適してい…

「品」のありかた

男女問わず、大事なのはやはり品だと思う。今日喫茶店で小説を書いていたら、とにかく品のないしゃべり方をする女性がいた。 なんと表現しようか、「ああ、はいはい、あんたがそれをすごく面白く思ってしゃべってるのはわかったから、ちょっと話してる相手の…

ニッチとしての物書き

ひさしぶりの週末なので内田樹氏のこの記事の中段、「物書きは基本的にニッチビジネス」という箇所に強く頷きました。まだ文章でお金をもらっている立場ではない私がそれを言うのは、おこがましいことなのかもしれませんが、同じく何かを書くことを日々の糧…

毒と薬

人間をざっくり二つに分けてみます。 つまり、「普通の人」と「変な人」。 普通と変の定義は、特にいらないです。そこは個人の主観でオッケー。 さらに、「普通の人」をざっくり分けてみる。 つまり、「いい普通の人」と「悪い普通の人」。 さすがに、この「…

あなたはそこに/詩・谷川俊太郎 絵・田中渉

あなたはそこに作者: 谷川俊太郎,田中渉出版社/メーカー: マガジンハウス発売日: 2003/11メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (9件) を見る谷川俊太郎の詩集「魂のいちばんおいしいところ」(サンリオ刊)に収録されている詩、「あなたはそ…

きつねのはなし/森見登美彦

きつねのはなし作者: 森見登美彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/10/28メディア: 単行本購入: 21人 クリック: 602回この商品を含むブログ (280件) を見る去年の年末から集中的に読んでいた森見氏の作品。「夜は短し歩けよ乙女」、「四畳半神話体系」、…