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漫画の話です。

広江礼威

『BLACK LAGOON』「信用」と「信頼」の違いと、「頼」るロックの信念の話

メリークリスマス!! 閑話休題、先日発売された『BLACK LAGOON』13巻。前巻から2年以上空いていますが、それ以前がよっぽど空いていたので、むしろ早いと思ってしまいますね。不思議不思議。ブラック・ラグーン(13) (サンデーGXコミックス)作者:広江…

『BLACK LAGOON』理不尽な舞台監督と踊る演者の交代劇と、内面描写の変化の話

「10巻は?」でおなじみの『BLACK LAGOON』。BLACK LAGOON 9 (サンデーGXコミックス)作者: 広江礼威出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/10/19メディア: コミック購入: 17人 クリック: 905回この商品を含むブログ (195件) を見るそれはともかく、現在の最新…

硝煙たなびき血飛沫飛び散る 悪徳の街は眠らない 『BLACK LAGOON』の話

東南アジアはタイにある、悪党どもが蔓延る街・ロアナプラ。日本の商社員・岡島緑郎は、仕事で近辺を航海中に運び屋ラグーン商会の襲撃を受け荷物を強奪、さらには誘拐までされてしまった。なんとか本社と連絡が取れるも、強奪された荷物は倒産の危機に瀕し…

セラスとロック 夕闇にいるものの笑顔の話

数日前に書いたこの記事。 平野耕太の笑う主人公の話 - ポンコツ山田.com コメントで、こんなのをいただきました。 HELLSINGで笑顔に触れるなら 血を吸って正真正銘の吸血鬼になってインテグラに再開した セラスの天真爛漫な笑顔に触れて欲しいです セラスは…

「BLACK LAGOON」悪役面のロックは「正しい」人間ではなかったのかという話

BLACK LAGOON 9 (サンデーGXコミックス)作者:広江 礼威小学館Amazonということで、「BLACK LAGOON」のロベルタ編から感じた、「正しさ」の水準について。なにが「ということで」なのかは前記事参照。 キャクストンの信念、ガルシアの信念 そもそもがピカレス…

「BLACK LAGOON」 「面白さ」を求めたロックは「夕闇」にいられたのかという話

BLACK LAGOON 9 (サンデーGXコミックス)作者:広江 礼威小学館Amazon三年の長きに亘って、三巻以上の長きに及んで連載されたロベルタ編が、ようやく終わった。何はともあれ、長かった。なにせ現時点ではあるが、全発売巻数の1/3を越える量だ。果たして連載最…

「BLACK LAGOON」に見る、映画的な漫画構成 後編

BLACK LAGOON 8 (サンデーGXコミックス)作者: 広江礼威出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/07/19メディア: コミック購入: 15人 クリック: 97回この商品を含むブログ (178件) を見る昨日の続きです。 「BLACK LAGOON」に見る、映画的な漫画構成 前編 - ポン…

「BLACK LAGOON」に見る、映画的な漫画構成 前編

BLACK LAGOON 8 (サンデーGXコミックス)作者: 広江礼威出版社/メーカー: 小学館発売日: 2008/07/19メディア: コミック購入: 15人 クリック: 97回この商品を含むブログ (178件) を見るサンデーGX誌上で連載中のガンアクション作品。濃密に立ち込めるアメリカ…