ポンコツ山田.com

漫画の話です。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

笑いの暴力性

「笑い」とは、根本的に誰かを、何かを傷つけるものであると思います。典型的に、テレビや舞台で見るお笑いの漫才やコントなどは、仮想的に作られた「傷つけられるべき人格」がボケをして、「傷つけるべき人格」がツッコミをします。 ボケはまず何かツッコマ…

二度美味しい物語の味わい方  〜「情報を抜く」〜

最近買った、鬼頭莫宏先生の短編集「残暑」。タイトル作にしてデビュー作の「残暑」は1987年発表の作品でした。 それが描かれた当時の私はまだ4、5歳。そこから20年を経て、今年で25になる私がこの度初めてこの作品を読みました。 このように、発表された時…

残暑/鬼頭莫宏/小学館

鬼頭莫宏短編集 残暑 (IKKI COMICS)作者: 鬼頭莫宏出版社/メーカー: 小学館発売日: 2004/06/30メディア: コミック購入: 7人 クリック: 50回この商品を含むブログ (65件) を見るデビュー作を含む作品集。 「残暑」と「三丁目交差点電信柱の上の彼女」は連載を…

「リア充」とは誰のことか

リア充の定義について考えるスレ「リア充」って何者なんだ?と最近思っていたところでこんなまとめが。というわけで、「リア充」について少し考えてみたいと思います。まずは前提。 「リア充」とは「リアル(現実世界)が充実している人」の略。これは動かし…