今年1巻が出た作品として確実に五指に入る『グラゼニ』(オレコン調べ)。
- 作者: 森高夕次,アダチケイジ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/05/23
- メディア: コミック
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『グラゼニ』がプロとしての野球選手を意識して描いているものなら、『おおきく振りかぶって』は高校野球としての野球選手を強く意識しています。
- 作者: ひぐちアサ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2004/03/23
- メディア: コミック
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練習や試合の最中に考えていることも、高校野球の2年半というのが明確な区切りになっています。自分はあとどれくらいプレイできるとか、あの選手とはあと何回当たるとか、そういう明確な時間設定は学生野球独特のものです。
プロ選手としての心理を細かく描いているもので他のスポーツであれば、やはり『GIANT KILLING』でしょうか。
- 作者: ツジトモ,綱本将也
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/23
- メディア: コミック
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スポーツからガラッと趣は変わりますが、『とろける鉄工所』も知らない世界で働く人間の生活を覗き見させてくれます。
- 作者: 野村宗弘
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/11/21
- メディア: コミック
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「リアリティ」という言葉がありますが、いろんなところで使われているので、いまいち意味合いがハッキリしません。私としては今書いたような、「ある世界に存在するものが見せる、その世界だからこその言動・思考・心理を、受け手が納得しうる形で表現していること」が「リアリティ」の一つの意味かなと思ってます。まあその意味では、「リアリティ」と実際のその世界が、必ずしも全くのイコールではなくてもいいんですけどね。受け手が納得できれば。説得されていれば。
「リアリティ」のある作品は、面白い。お気に召しましたらお願いいたします。励みになります。
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