上の記事を書いてから改めて考えたのですが、どうにもそこらへんの状況がはっきしりしません。
零が一人暮らしを始めたのはやっぱり高校編入とほぼ同時期、もしくは直前なのかなという意見も充分有力です。カーテンの問題もありますし、幸田や香子の話を勘案すれば、引っ越して一年以上経っているというのもしっくりきません。
中学卒業後すぐに一人暮らしを始めたと述べた根拠は、幸田家から一刻も早く離れなければと零が思っていたからなんですが、中学卒業してしばらくは幸田家で暮らし、お金が充分貯まったところで一人暮らしを始めたと考えるのが自然ですかね。プロになったからってすぐにお金が潤うわけでもないですし。
あかりと出逢った時点で零は一人暮らしを始めていますが、その出会いの時期は、服装(零が屋外でコートの下にシャツとカーディガン、川本家でハイネックのセーターのあかり、こたつでなくちゃぶだい)を考えると三月ごろ(もしくは11月ごろ。ただ、親密度を考えれば春先の方が自然か)だと推測できます。
ただ、上の記事の「一人暮らしを始めた零は「カーテンもテレビも無い部屋で まるで電池が切れたみたいに 対局と時々学校に行く以外では 毎日 毎日眠り続けてい」るような生活」という状況があるので、あかりと会った時点で彼は高校に通っていた形跡があります。
10話の零と中学教師の会話から、零は高校に進学しなかったと考えましたが、林田先生のセリフ「なんの為に高校入りなおしたかわかんないなあ」、零の「前の学校」という微妙な言い回しもあるので、編入前に高校に入学していた可能性はあります。
あう。余計にわからなくなりました。
ここで一度整理してみましょう。
・可能性1 引越しは中学卒業すぐ
カーテン等の状況証拠以外の、出来事の整合性としてはこれが有力。11話での話の流れもこれを支持。高校は編入前に一度入学していた可能性が高い。
・可能性2 引越しは卒業後半年ほどしてから
あかりとの出会いが晩秋だった場合。お金の問題を考えれば可能性はある。こちらも高校は一度入学していたと考える方がしっくりくる。
・可能性3 引越しは編入前
あかりとの出会いが春先だった場合。家具や幸田家の人間の会話を参考にすればこれが最も自然。高校は編入時で初入学でもありうる(その場合林田先生のセリフなどは無視)。
個人的には1がもっとも可能性があるかなと思うんですけどね。
まあ羽海野先生はわりとさっくり設定を変えちゃう人だと思うので(2話でコーラとピザをバクバク食ってる二海堂とか)、最新情報が一番正しいんだと思います。
事細かな整合性より、面白けりゃいいんですよ、面白けりゃ。
で、面白いからいいんです。