「化物語」関連のコメントは重複するところが多いので、まとめて返させていただきます。
化物語の映像化。西尾さんが映像化は無理と断言している時点でどの製作会社、監督が作っても納得いくものが出来なかったんでしょう。私は原作既読済みです。確かにアレも端折られた、そういやアレにも触れられなかったなーと思いましたが、30分アニメのテンポだと1・2話のテンポがギリギリじゃなかったのかと思います。化物語という作品は、どんなに時間(話数)をかけたって読者がイメージする映像は生み出せないと思います。逆に音のみのCDドラマという媒体に変えたとしても、おそらく期待してるほどの厚みは得られないと思います。近々に発売される佰物語は、CDドラマとして書き下ろされた作品のようなので比べて聞いてみるのも面白いかもしれませんね。話が少しそれてしまいましたが、私的には「書きたいことを書き綴った」作品と「自分がやりたいことをやり通す」監督が作った「娯楽」作品として受け止めたいと思います。それじゃダメだよ。とファンの方はおっしゃるかもしれませんが、ならばアニメ見る時間を小説読み返す時間に費やすことをお勧めしたいと思います。長々とすみませんでした。
化物語について
小説だからできる強みと弱み、アニメだからできる強みと弱みをある程度理解しなければならないのでしょうか?
物語が薄いもなにも全部を表現するなんて尺の問題で無理でしょうし、めっちゃ巧みに補いもなにもそれができたら苦労はしないのではと思ってしまいました。
近年、アニメが濫造されている中で、原作を大幅に改変してファンから顰蹙をかう作品も多くありますが、ここまで原作通りに作ってくれるのは素直に楽しむべきなのではないでしょうか?
まあ、学校がでかすぎてぜんぜん田舎って感じがしなかったのは吹いてしまいましたが
構造上アニメ化不可能な作品として作られた作品をアニメ化するにあたって、西尾氏がシャフトファンであり新房監督フリークであるという事で白羽の矢が立てられたんだと思いますが、確かにシャフト以外のスタジオがやったら掛け合いを重視したものになったかもしれませんが、今度は原作未読者に「画面に変化が無く冗長な場面の連続」と言われるのは想像に難くないと思います。今回のアニメ化は仰るほどには原作未読の人に不評ではないと思いますよ。十分に原作を読みたくなる仕上がりだと思います。本来メディアミックスというものは、その作品を知らない人にアピールする為に行われるビジネスなので、個人的に三話までを見た感想では不満はないです。
勿論原作ファンを無視しろとか原作を壊しても良いという意味では無いです。新房監督という人は奇抜な演出で知られる人でありますが、常々原作モノについて「原作に寄り添っているべき」と語っている人なので、一度化物語についてのインタビューを御覧になってはどうでしょうかweb上にもありますし、ファンブックなどはかなり充実した内容でしたよ。
あの記事を書いた私がこんなことを言って信じられるかはわかりませんが、私はメディアミックスをする際に、それが原作に忠実であるかどうかはそれほど気にはしません。性格や外見の改変などはさすがにどうかと思いますが、演出の仕方や話の展開が原作と違ったところで、面白けりゃいいだろ、の人です。
例えば「みなみけ」は原作の雰囲気をまるで気にせず好きに作って、原作とは別の面白味を作りましたし、「ローゼンメイデン」は、原作からかなり改変されてアニメ化されましたが、私はむしろアニメの方が好きです。
「面白けりゃいいだろ」は、裏返せば「面白くなけりゃ原作に忠実でも意味はない」ってことで、「化物語」の1,2話はもろにそれだったわけです。
コメントの中にもあるように、小説(それも紙幅を気にせず書かれた小説)の「物語」をアニメ化した際に一切毀損せず持ってくることは、ほとんど不可能に近いでしょう。もちろんできたらアニメも面白くなるわけですが。でも、それが難しいなら代替案が必要で、別のアプローチでアニメを面白くしなければありません。私が1,2話に感じたのは、そのアプローチが不明瞭だなってことでした。
どうやって面白くしようかという意図がいまいちこちらに伝わってこない。小説「化物語」をアニメにするための心構えが不十分。
そんな感じでした。
対して、3話になるとそこらへんがはっきりしました。小説上では必要のない、阿良々木君と戦場ヶ原の掛け合いの時の絵(動き)をアニメ化した際にどうするか、どうやって間を持たせるかがビジョンとしてしっかりあって、それが受け手にちゃんと向いているように感じられたのです。
身も蓋もなく言えば、1,2話の時点では作品の方向性を掴みあぐねていたってことですか。
コメントをうかがったり余所での反響を見たりすれば、原作既読未読かかわらず評価が分かれているようなので、まあ趣味っちゃ趣味の問題なのですが、それを「原作既読で不満があった人間」という立場から説明したのがこの生地でした。
最初に本棚が映ったカットでは夢野久作の著作が並んでましたよ。
次に映ったときに本の形はそのままで背表紙の文字だけ涙香のものに変わっていました。
あ、そうだったんですか。それは私の不明。そうなるとむしろGJですね。
ネウロについて。
(23巻の発売が)楽しみですよね!
ちょうど、さっき22巻を読み終えたとこだったり。
すごく感動しましたー
サイが笹塚刑事に化けたところは、正直泣きそうでした。よもやネウロで涙を流しそうになるとは思わなんだ。
23巻の発売が本当に待ち遠しいです。あと二週間。