ポンコツ山田.com

漫画の話です。

2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「ハックス!」に見る、漫画空間の立体感ある奥行きの話

明日発売のアフタヌーン六月号で最終回を迎える「ハックス!」。作品の総括は来月発売のコミックスまで待つとして、今回は「ハックス!」から感じる空間の存在感、立体感についてです。ハックス!(3) (アフタヌーンKC)作者: 今井哲也出版社/メーカー: 講談社…

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うむ、面白い。ほめてつかわす。 by メルエム かような言葉を王自らこの山田めにかけていただけるとは……! ありがたき幸せ。 木村紺は今最も注目している漫画家です。ユニーク、深い、楽しい。いろんな要素がミックスジュースしていて最高。しかーし、神戸在…

「G戦場ヘヴンズドア」生き生きと動くキャラクターにある「濁り」とは何なのかという話

私が日本橋ヨヲコ先生のファンであるのは「日本橋ヨヲコ」タグをクリックしてもらえればその記事の多さで一目瞭然なのですが、その中でも好きな作品筆頭なのが「G戦場ヘヴンズドア」です。G戦場ヘヴンズドア 3集 (IKKI COMICS)作者: 日本橋ヨヲコ出版社/メー…

拍手レス

私の場合は作者の印象が良い場合は面白いとも好きだとも発言できますが、作者の印象が悪い場合は作品を面白いと言えても「好き」だとは言えません。好き嫌いの問題と評価とを線引きして(いるつもり)折り合いをつけているつもりです。 私も似たような感じで…

「HUNTER×HUNTER」「仲間は大事」という理念は現実とどう擦り合わされているのかという話

少年漫画的、どころか、広く社会的に肯定されているテーゼに「仲間は大事」というのがある。これは文句のつけようのないものだが、文句のつけようがないだけに、何の意味もない。「平和は大事」「命を大切に」「子どもを守ろう」などと同様に、理念としては…

悪いことをして作られた作品の評価ってどうすりゃいいのだろうという話

五木寛之の短編に「海を見ていたジョニー」というものがあります。海を見ていたジョニー (講談社文庫)作者: 五木寛之出版社/メーカー: 講談社発売日: 1974/07/02メディア: 文庫 クリック: 7回この商品を含むブログ (3件) を見る姉弟で酒場を経営しているラッ…

twitterに見る、呟きが「面白い」人の源泉と、意味性の薄い呟きから発生する快楽の話

この不肖山田もtwitterをやってるんですが、そこから汲み出そうとしているものってやっぱり人によって大きく違うものだと思います。Twitter(ツイッター)利用状況調査 富士通総研の中の図表7を見ると、8項目並んでいて リアルタイムに情報発信ができる ブロ…