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めんどくさい女の子に振り回されるのは天国、なのか?『お前ら全員めんどくさい!』の話

高校の国語科教師、國立国彦。新任ながらも担任を持ち、なんやかやと日々をこなしている。けれどある日、ふとしたことから一人の女生徒・一宮数美に懐かれて以来、どうやらモテ期が来てるらしい。泣き虫無口眼鏡。先生専門のビッチ。ツンデレ委員長。わがままシスコン。近づいてくるのはどうにも御しがたい女生徒ばかりで、もうお前ら全員めんどくさい!と叫びたいけど、生真面目な國立はそれもできずいいように振り回されるばかり……

お前ら全員めんどくさい! (1) (メテオCOMICS)

お前ら全員めんどくさい! (1) (メテオCOMICS)

ということで、TOBI先制の新作『お前ら全員めんどくさい!』のレビューです。
一言でいってしまえば、教え子の女の子たちに言い寄られるハーレムもの。女の子たちに振り回されるお話といえば、本作の連載媒体であるCOMICメテオでカトウハルア…ゲフンゲフン、真田ジューイチ先生の『危ノーマル系女子』もありますが、あのような危険さもグロさもありません。大丈夫、甘酸っぱさばかり。
危ノーマル系女子 1 (メテオCOMICS)

危ノーマル系女子 1 (メテオCOMICS)

國立に言い寄ってくるのは、泣き虫無口でコミュ障な眼鏡、なぜかいいつも制服の上に白衣を着ている一宮数美。
外面がよく料理も得意、でも先生と生徒という禁断の恋愛に興奮を覚える、先生専門の恋多きビッチ、栗原理穂。
周囲の人望も厚い真面目さどおりというか、國立の写真を生徒手帳につい入れちゃうような純愛志向の委員長、榎本英子。
そして、1巻段階では顔見せ程度の登場の、出会い頭に接吻かましてくるような強引マイウェイわがまま女、○○(1巻時点名前未登場)。
國立の気持ちなどお構いなしに動き回る少女たちですが、その中心にいる國立は、嬉しさがないと言えば嘘になるものの、どうしたものかと困惑する方が圧倒的に強い。思春期の女の子特有の年上へのあこがれなのか、悪ふざけなのか、それとも本気なのか。一番めんどくさくなってしまうのが最後の可能性で、もしそうならどうしよう。生徒の目も同僚教師の目も痛いし、とちっとも気が休まらない。まったくご愁傷様でうらやまけしからん話です。
メインとなる女の子は一宮のようなのですが、この泣き虫無口でコミュ障な女の子、普段は素っ気なく振る舞おうとするのですが、ふとした時に簡単にぼろが出て、そのぼろというのが具体的には赤面だったり涙だったり、なんというか、ちょろい。これは当人が國立に向かって言った言葉ですが、自分の方がよっぽどちょろい。ちょろかわいい。
また、漫画でメガネを描いた場合、目を遮られずに描きたい都合上フレームの上側が省略される、いわゆるアンダーリム眼鏡になることが多く、そしてそれはたいてい眼鏡の種類を意識しているものではなく、あくまで描写の都合上ゆえにそうなっているだけだったりするのです、彼女の眼鏡は表紙絵で明瞭に分かるように、はっきりとアンダーリムとして描かれています。素晴らしいこだわりですね。
1巻の段階でひとまずめんどくさい女の子たちが出揃って、ここから彼女らの中身をもっと掘り下げるのか、ドタバタを楽しむのか、イチャイチャを楽しむのか、あるいはさらに新キャラを投入するのか、いかようにも進める状況ですが、私としては、作中でぽつりぽつりと触れられている「恋愛とは」という点にキャラクターを絡めて踏み込んでいってもらえたらな、と思います。
1、2話の試し読みがこちらでできます。
COMICメテオ お前ら全員めんどくさい!
とりあえず一宮さんと榎本さんめんどくさかわいい。


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