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マリオ3最大の詐術 人はなぜ飛ぶか

アクションシリーズの金字塔といえばやはりマリオブラザーズシリーズだと思いますが、考えてみればあの作品の持つごりおし力はとてつもないですよね。キノコをとれば大きくなるだとか、花をとると火を出せるようになるだとか、星をとれば無敵になるだとか、作品内でしか通用しないルールをさも当然とばかりに採用して、とりあえず子どもたちには有無を言わせなかったのですから、任天堂が強引だったというか、子どもたちが純真だったというか。
しかし、そんなマリオシリーズで最大の強引さは、意外と見過ごされるところですが、私はマリオ3にあるのではないかと思うのですよ。
ファミコン時代最後のマリオとして登場した3ですが、システム面の最大の特徴といえばマップ制。そして動作面での最大の特徴といえば空を飛べるようになったことでしょう。で、その空を飛ぶために何のアイテムをとるかといえば、木の葉。木の葉をとって耳と尻尾を生やし、空を飛べるようになるわけです。
……なんで?どうして尻尾が生えると空を飛べるの?
いや、そりゃあキノコをとれば大きくなるとか、花をとれば火を出せるとかも「なんで?」ですけど、それとはまた別次元のwhyですよ。なぜよりにもよって尻尾を生やすことと空を飛ぶことを結び付けたのか。その発想の飛躍に驚嘆するんです。
火を出す生物なんていませんから、武器としてファイヤーボールを選んだ時点でそれと何を結び付けるかは製作サイドの自由です。データ量や見て分かりやすいものってこととの兼ね合いで花を選んだのでしょうから、花と火の結びつき(今こうして書いて思ったけど、「花火」、もしくは「火花」からの連想はあったのかもしれない)はもっぱらゲームのハード上の要請であったと思うのです。これはキノコにもスターにも同様に言えることですが。
ですが、3の時代になれば技術の向上もあり、前二作のようなハード上の問題も小さくなったはずなのに、なぜあえて尻尾と耳(簡易的なタヌキ化)と飛行を結びつけたのでしょうか。タヌキに空を飛ぶイメージはないと思うんだけどなぁ。妖怪的なもので空を飛ぶものといえば日本人なら天狗あたりがすぐ思いつくところでしょうし、木の葉の代わりに八手、尻尾の代わりに羽、耳の代わりに兜巾、しっぽアタックの代わりに八手アタックで十分通じるんじゃないかと。
さらに3にはタヌキマリオなんてそのものずばりもでていたのに、なぜあえてしっぽマリオと差別化したかったのか。そんなに地蔵変化を特別なものにしたかったのか。
そういえば、なぜくつマリオのくつにはぜんまいネジがついていたのか。時間制限はなかったと思うのだけど。
ハンマーマリオはまるで使えないキャラだったのに、なぜあんなにも魅力的に映ったのだろうか。ファイヤーマリオのほうが遥かに攻撃面で優れていたのに、ハンマーマリオを使うときのわくわく感は異常。
1-2で笛のとり方を最初に見つけたやつはオリジナルなのだろうか。それとも攻略本からの情報なのだろうか。まあ子どもがあんななんでもないところでマリオを数秒間しゃがませるとは到底思えないけど。けど笛で竜巻呼んでワープってのもやっぱり強引だよな。やっぱり理由がないのが素晴らしい。


なんか最後はマリオ3の思い出になってしまいましたが、とりあえずタヌキと飛行を結びつけた当時の任天堂は何を考えていたのか、ということで結論です。








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