雨隠ギド

『甘々と稲妻』微かに現れた現実と遡及する実在感の話

10巻の大台に乗り、小鳥の受験も佳境を迎えた『甘々と稲妻』の最新刊。 その47では、ついに小鳥が専門学校の受験へと向かうのですが、「普通にやれば受かるから」「もっと普通にやればいいよ」と、普通が連呼されるアドバイスと応援に、むしろ大きなプレッシ…

ふんわり甘く、時には酸っぱくほろ苦く。女の子による女の子への恋心 『終電にはかえします』の話

女子校に通う瀬戸あさきは、将来女子アナになりサッカー選手の嫁になって玉の輿を狙う、ちょっと傲慢だけどかわいらしい女の子。そんな彼女が通学に使う電車で出会ったのは、同じ学校で二学年下の奥山ツネ。金髪プリンにマスクを常備、スカートの下にはジャ…

できたての料理に幼女は満面の笑みを浮かべる 『甘々と稲妻』の話

高校教師・犬塚公平は半年前に妻を亡くしたばかりで、保育園児の娘・つむぎと二人暮らし。仕事と家事に追われる毎日で、ついつい食事は出来合いのものばかり。けれどある日、できたての料理が映ったテレビにかじりつくつむぎを見て、これではいけないと思い…