ポンコツ山田.com

漫画やアニメ、小説などについて、思ったことを恬淡と。

荒川弘

『銀の匙』知識の「闇ナベ」の話(縦横につながる学問の話 その2)

妙なタイミングの発売だなと思ったら、実写映画の公開にあわせてなんですね、『銀の匙』。銀の匙 Silver Spoon 11 (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/03/05メディア: コミックこの商品を含むブログ (55件) を見る進…

あなたの知らない北海道農家の世界 『百姓貴族』の話

北海道。それは広大な土地が広がる北の大地。我々本州人には想像も出来ない過酷な世界が存在している。漫画家・荒川弘はそこで産声を上げ,そして育った。父方母方,ともに代々北海道の開拓農民の血筋という,濃縮100%農民が描く,農業エッセイ漫画・・・・・…

『銀の匙』内面を見てほしい八軒と御影の共通点の話

またぞろ『銀の匙』のお話。銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/01/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (54件) を見る最新刊の10巻で、豚肉ファンドで作ったウィンナーを学内の即売会…

『銀の匙』『G戦場ヘヴンズドア』に見る、夢を追う者と夢を失くした者の話

また『銀の匙』の話で恐縮ですが。銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/01/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (54件) を見る本作は、主人公の八軒が1巻から …なんだこの…… 「夢持って…

『銀の匙』縦横につながる学問の話

銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/01/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (54件) を見る『銀の匙』については、以前こんなことを書きました。 『銀の匙』数学をわからせる複雑な日常…

『銀の匙』に見る、一歩向こうにある美味しさの表現の話

毎巻美味しそうな食事の描写で読者の胃袋を殺しにかかってくる『銀の匙』。銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2014/01/08メディア: コミックこの商品を含むブログ (54件) を見る10巻ではウインナ…

『銀の匙』数学をわからせる複雑な日常の経験の話

家畜の命について考え続けた夏編から、御影と駒場のブライべートな問題へ踏み込みそうな秋編へとバトンタッチの『銀の匙』4巻です。銀の匙 4―Silver Spoon (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2012/07/18メディア: コミッ…

荒川弘の描く飯の話

『銀の匙』に出てくる飯って美味しそうですよね。銀の匙 Silver Spoon 1 (少年サンデーコミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 小学館発売日: 2011/07/15メディア: コミック購入: 27人 クリック: 1,521回この商品を含むブログ (339件) を見る1巻では空腹に…

『銀の匙』と『極東学園天国』に通じる、夢が無いことはいいことだ、の話

荒川弘先生の新作『銀の匙』にこんなセリフがあります。 「非農家の子がわざわざ酪農科に来るとは面白いね。どんな進路を考えてるの?」 「…… あの…すいません。実は特に夢がなくて… ほんとすいません…」 「それは良い!」 「えええ!?」 「楽しみだねー。」 …

夢の無い少年が流れ着いたのは、未知の世界の農業高校 『銀の匙』の話

中高一貫の進学校の中等部から、突然農業高校に進学した八軒勇吾。中学の担任に勧められるままに進学した農業高校は、その学習内容、学校生活、生徒や教師の面々、規格外の広さ等々、進学校にいた八軒の想像を遥かに超えるものだった。この三年間で、彼は一…

「百姓貴族」に見る、荒川弘の人間観のルーツの話

百姓貴族 (1) (ウィングス・コミックス)作者: 荒川弘出版社/メーカー: 新書館発売日: 2009/12/11メディア: コミック購入: 54人 クリック: 559回この商品を含むブログ (238件) を見る漫画家になる前は、北海道の実家で農業に従事していたという荒川弘先生。そ…

「鋼の錬金術師」が終わって・表 人間はまぬけで泥臭いからかっこいいという話

というわけで、『ハガレン』総括表裏の、表面です。こちらでは、『ハガレン』で特に私が感銘した事柄について、縷々と書いていこうと思います。 なお裏面はこちら。 「鋼の錬金術師」が終わって・裏 「真理」と引き換えにした「それ」はなぜ「正解」だったの…

「鋼の錬金術師」が終わって・裏 「真理」と引き換えにした「それ」はなぜ「正解」だったのかという話

先ごろ最終巻が発売された『鋼の錬金術師』。今まで従兄弟の家で何度か途切れ途切れに読んでいたものを、ふと思い立って今年の九月に既刊を全て揃えたので、ヘビーリーダーとは言いがたい私ですが、骨太な王道少年漫画として出色の出来であるという意見には…