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漫画の話です。

平野耕太

セラスとロック 夕闇にいるものの笑顔の話

数日前に書いたこの記事。 平野耕太の笑う主人公の話 - ポンコツ山田.com コメントで、こんなのをいただきました。 HELLSINGで笑顔に触れるなら 血を吸って正真正銘の吸血鬼になってインテグラに再開した セラスの天真爛漫な笑顔に触れて欲しいです セラスは…

平野耕太の笑う主人公の話

平野耕太先生の作品といえば、イカれたキャラクターとイカした台詞回しが魅力ですが、キャラクターがどれだけキてるかは、キてない他のキャラクターとの比較でわかるわけで。常識的な振る舞いをしているキャラクターがいるからこそ、そこからかけ離れた振る…

『ドリフターズ』『アーサー・ピューティーは夜の魔女』読み手の「こちら」はどちら側なのかという話

ここ二回の記事で『アーサー・ピューティーは夜の魔女』と『ドリフターズ』を紹介しましたが、この二作品に共通しているのは、人間と人間ならざる者が敵対している点です。ドリフターズ 2 (ヤングキングコミックス)作者: 平野耕太出版社/メーカー: 少年画報…

歴史の傑物が異世界で埒外の大暴れ 『ドリフターズ』の話

時は1600年、関ヶ原の戦い。島津豊久は、叔父で養父の義弘を敵勢から逃がそうと、勇猛名高い徳川井伊の赤備えに単騎で挑んでいた。大将首の井伊直政を斬りつけたものの、自身も深手を負う豊久。だが、一人瀕死の身体を引きずっていた彼は、突然まるで場違い…